エコファーマー外山柑橘園について

エコファーマー認定を受けて地域、地球にやさしい農業を

外山柑橘園のある宮浦地区は宮崎県南部、日南市・日南海岸沿いにある集落。東には太平洋が広がり、画像のような美しい海岸線。海に面し、潮風を遮るような山の斜面で柑橘園を運営しています。

黒潮の影響を受けて、年間を通して温暖で、潮風がたくさんのミネラルを運んできてくれます。このような環境条件が、良質な柑橘を育むために大切なポイントになっています。

ただ、その山の麓に暮らす私たちの生活環境もそうですが、動植物や美しく広がる海などとの関わりを考えると、その土地、土壌環境を健全に次の世代に渡していくことも、私たちの使命だと考えます。

基本的で当たり前のことですが栽培環境、科学肥料や農薬の使用を厳選し、農薬の使用も必要最小限にとどめ、その分、手間を惜しまず、エコファーマーとして地球に優しい農業を行っています。

また、少し南には「鵜戸神宮」-古代から海洋信仰の聖地とされ岩窟を利用した本殿は豊玉姫が主祭神を産むための産屋を建てた場所と伝えられている。その北側に宮浦地区があります。

宮浦地区内にはトヨタマヒメの妹で､ウガヤフキアエズの妻となるタマヨリヒメの御陵墓と伝えられている玉依姫陵があり、近くには玉依姫住居跡に社殿が建てられたとされる「宮浦神社」があり、ここ宮浦地区は美しく古から神様との関わりも縁深い土地なのです。

エコファーマーとは、平成11年7月に制定された「持続性の高い農業生産方式の導入の促進に関する法律（持続農業法）」第4条に基づき、土づくり技術、化学肥料低減技術、化学合成農薬低減技術を一体的に導入する、持続性の高い農業生産方式の導入計画を県に提出し、認定基準に適合すると認定を受けた農業者の愛称名。

外山柑橘園も、エコファーマーとして宮崎県の認可を受けて、環境に優しい農業を実践しています。

GAP(GoodAgriculturalPracticeの略称)とは、食品安全・環境保全・労働安全等を目的に、農産物の生産工程ごとに適正な作業手順や物の管理を行う手法のことで、農業生産には、食品安全、環境保全、労働安全等に関する様々なリスクが存在します。このリスクを明らかにし、対策の実践によりリスクが低減されることがGAPの効果です。GAPを通して、消費者の皆様に安全・安心な農産物をお届けすること、環境へ配慮した農業を行うこと、自身や雇用者の労働事故を無くすことを実現し、持続可能な農業生産を行うものとしています。

食品の安全や品質の向上／環境保全／農作業事故の低減／農場経営の改善、これらGAPがもたらす効果を、GAPの実践とともに計画・実践・評価・改善をすすめ、リスクゼロを目指して毎年、取組内容を見直しています。

宮崎県独自の「ひなたGAP」認定を受け、外山柑橘園は「ひなたGAP認定取得者」として日々、取り組んでいます。