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2023年10月28日、土曜日。

4年ぶりの開催となる「七浦・七峠まつり」が行われました。

日南市・大浦地区～宮崎市・伊比井地区のお祭りです。

「七浦七峠（ななうらななとうげ）とは、辞書で調べると

宮崎市青島(あおしま)付近より日南(にちなん)海岸に沿い日南市鵜戸(うど)に至る旧道。海岸は第三紀層の隆起海岸で、小湾や岬が海に迫り、浦に下っては峠を越えるという難路が続いた。終点は鵜戸神宮で、唯一の参詣(さんけい)道でもあった。宮崎では新婚の花嫁を馬に乗せ、新郎が轡(くつわ)をとり鵜戸参りをする「シャンシャン馬」の風習があった。「日向(ひゅうが)七浦七峠　二日二夜の旅枕(まくら)……」と民謡に歌われる。

出典　小学館　日本大百科全書(ニッポニカ)

宮崎では明治時代から大正の初め頃まで、新婚夫婦が鵜戸神宮にお参りをする風習があったとされています。

新婚夫婦は、日南海岸沿いに青島、堀切峠から道を通って日南海岸・鵜戸神宮へお参りをしたそうです。その際、花嫁さんは馬に乗せられて、新郎が馬を引き、鵜戸参りをする風習です。馬につけた鈴がシャンシャンと鳴る様子から「シャンシャン馬」と呼ばれ、今でも宮崎のお祭り「宮崎神宮大祭（神武さま）」のパレードで、その当時の雰囲気を垣間見ることができます。

七浦七峠とは、「日南海岸沿いの湾や岬が海に迫った峠の難所」沿いの地域のみんなのお祭です。

写真は、「潮わらばー会」によるエイサーの一幕。

秋の日向路、少しづつ感じる秋、冬の訪れとともに、年末・年明け用の「宮浦ぽんかん」も次第に、オレンジに染まっていきます。